王滝村にUターンした人の密着記録-藤田普子(ゆきこ)さん編
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農業をしながら、御嶽信仰の信者さんや観光客が泊まる民宿『一心堂こたに』の女将もしています。御嶽神社の開祖、普寛(ふかん)様の“普”の字をとって私に名前をつけてくれた祖母から引き継いだ宿です。
農業を始めたのは、高校卒業後に母と登った御岳山がきっかけです。自分は何をやりたいのだろうと考えていた頃、山頂のすり鉢状になっている広大なお鉢を見て、私たちはすごい惑星に住んでいるんだなと感動し、この地球と同じリズムで生きていきたいと思ったんです。それには農業だと思いました。そこで八ヶ岳中央農業実践大学校で農業を学び、卒業後は酪農も田んぼもやっている千葉県の大きな農家へ就職しました。毎日、意欲的に働いていましたが、そのうちに千葉のような温暖な気候ではなく、王滝村のような厳しい冬と暑い夏がある所で暮らしを楽しみたいと思うようになり、王滝村へ戻ってきました。
子どもたちが山村留学するプロジェクトに関わった時に、登山やトレイルランニングが趣味で埼玉県からIターンしていた主人と出会って結婚。3人の子に恵まれました。
王滝村は本当にいい所で大好きです!!自然が豊かだし、自分で作る野菜が何よりおいしいです!(笑)。畑で取れるのはとうもろこしの一種のポップコーンやルバーブをはじめ、キノコ類まで含めるとその数は50種類近く。長男が通う小学校の給食にも使ってもらっています。自分の畑から見える御嶽湖の景色は最高です。ずっとこの風景の中で暮らしていきたいですね。
起床
家族で朝食
朝はパン食が多いですね。前の日に採ったスナップエンドウやブロッコリー、イチゴが彩りを添えます。
家族のお見送り
まずは長男が小学校へ登校。8時10分頃には主人が出勤します。
8時30分には、長女と次女を歩いて保育園まで送って行きます。
昼食
昼食には、村役場の職員として働く主人が職場から帰ってきます。朝食同様、畑で採れた新鮮な野菜をたっぷり使ったランチを一緒に食べます。
役場も小学校も保育園も家から500mほどの範囲に入ってしまうコンパクトさが王滝村の魅力ですね。
パソコンでの作業
『一心堂こたに』の予約の確認や伝票の整理をします。
宿題や塗り絵の時間
3人が一緒に使える机。みんなこの場所が大好きで私が畑にいても、3人でずっとここにいます。
子どもたちと野菜を収穫
夕食用に新鮮なスナップエンドウを採ろうと4人で畑へ。真剣なまなざしで収穫していく子どもたち。よくお手伝いもしてくれますよ。
食事の準備
子どもたちの机のそばで食事の準備を開始。6時には子どもたちとお風呂に入り、7時には家族そろって夕食を食べます、
5人での夕食はとってもにぎやか♪
食事の片付け・洗濯
いつも8時には食べ終えて、食事の片付けと洗濯を済ませます。
子どもは9時に就寝。大人はテレビを見ることもありますが、この日は、子どもと一緒に寝てしまいました。
おかげさまで3人の子どもたちは、畑で育つ野菜で四季を感じるという王滝村の豊かさのなかで育っています。私自身は、野菜を作ることが本当に楽しいですし、幸せですね。御嶽山の山頂で感じた、地球と同じサイクルで生きていくことを実感できています。
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その後、家から少し離れた田んぼの水を見に行きます。