木曽南部森林組合

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面積の90%以上を山に囲まれた木曽地域。昔から人々は、森林との密接な関わりのもとで暮らしてきました。その山を守り、育てる使命を担っているのが木曽南部森林組合です。木曽川流域の民有林の管理・整備を行いながら、郷土の豊かな視線を次世代へとつないでいます。

社名木曽南部森林組合
組合所在地 長野県木曽郡大桑村野尻160-27
組合員数 正組合員数1063人 準組合員数2人
代表理事組合長 坂家 重吉
設立 2007(平成19)年3月1日
事業内容 森林整備事業、販売・購買事業
TEL0264-55-3801
FAX0264-55-3802
企業サイトhttp://park17.wakwak.com/~kinanmori/
代表理事組合長 坂家 重吉さん
出身 大桑村

どんなことをしているのですか?

上松町・大桑村にある民有林で、新しい木の植樹を育成、不要木の除伐・間伐などを行い、山の保全に努めています。現在多くの山では、昭和30~50年代に植えた木々が伐採時期を迎えているため、除伐と間伐を進めています。また近年では、切り出した木を加工・販売する取り組みなども行っていて、木を使うサイクル作りにも力を入れています。

森林整備の役割を教えてください

山は多面的な機能を持っています。その機能を維持し、十分に発揮できる環境を整えるのが、森林整備の役割です。山を守るだけではなく、おいしい水と空気を育み、治山・治水を担う大切な仕事です。

組合長ご自身について教えてください

村役場で林業振興の仕事をし、退職後に現職に就きました。生まれてこの方、大桑村を出たことがないんです。最初は、農業も林業も宿命的にやるものだと考えていましたが、年を重ねるとともに農林業が楽しくなり、今は自ら進んで取り組んでいます。

大桑村での生活には、ある程度の不便さがあるかもしれませんが、それが大きな障害だとは感じていません。

大桑村について感じていることを教えてください

組合員の皆さまをはじめ、地域のみなさんは、自分の山への愛着がとても強く、常に「どうにかしなくては」と考えています。だからこそ、「こんなにいい山作りができますよ」といった具体的な提案をしながら、より良い山作りを一緒に進めていきたいと考えています。

組合の目指すものや今後のビジョンを教えてください

山を守るためには未来を担う次の世代の人たちに、山への関心を持ち続けてもらうことが大切だと感じています。子どもや女性など、これまであまり山と親しむ機会がなかった人たちにも山を楽しんでもらうため、村木であるヒノキを使ったアルプホルンやコナリナ、ヒノキ三味線作り体験などを始めました。こうしたさまざまな取り組みを進めながら、地域全体として、山を守っていこうという動機付けをしていきたいと考えています。

奥野 真基さん
入組3年
出身 大桑村

就職のきっかけを教えてください

木曽青峰高校の森林環境科に入学し、いろいろ木のことを調べて勉強する中で、自分自身が林業に関わりたいと考えるようになりました。高校卒業後は県の林業大学校に進み、その時のインターンシップで来たのがこちらの組合でした。職場の雰囲気がよく、一緒に働きたいと思い、就職を決めました。

仕事はどのようなことをしていますか?

森林の調査・測量を行っています。森林施業プランナーをいう資格を持っているので、山に何本の木があるのかを調べ、現状よりもより良い状態にするためにはどう伐採を進めればいいのかを考えます。整備が終わり、所有者の方に「ありがとう。山がきれいになった」などと言ってもらえるとうれしいですね。

移住したいと考えている方にメッセージをお願いします

大桑村は自然がいっぱいあって空気がおいしい場所です。いい所がいっぱいありますよ。

職場の上司はみんな優しくて、丁寧に教えてくれるので、すごく働きやすい場所です。

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