縁に導かれて 気がつくと南木曽町に

鳫子裕司さん

京都府京都市→南木曽町
移住した年 2012年8月移住
職業 なつやけ工房 Mutsu mutsu経営

Q.移住のきっかけを教えてください

 妻のおばさんが南木曽町に住んでいたんです。草木で染めた糸で機織りをする染織家だったのですが、何度か遊びに来たことがあり、自給自足のような生活を見ていて、こんな自然が豊かな場所で暮らすのもいいなあと思っていたんです。そんな時におばさんが亡くなってしまって…。いずれ田舎暮らしをしたいと、私も妻も思っていたので、じゃあおばさんの家に住もうかと話したのがきっかけですね。

Q.どんな仕事をしていますか

 京都ではふたりで5年間ほど、パン屋を開いていました。妻の名前が睦子なので、そこから名前をとってMutsu mutsu (むつむつ)。南木曽町に来てからも引き続きパン屋をやろうというのは決めていました。2012年の8月に来て、2013年の3月にオープンさせました。ただ、場所がら、お客さんに来ていただくのは難しいかなと思い、移動販売のパン屋にしたんです。

Q.どんなパンですか

長野県産の小麦と白神こだま酵母を使って焼き上げる食パンが自慢です。ふわっとした食感とそのまま食べてもおいしいと感じてもらえる味わいに仕上げています。くるみやいちじく、クマ笹茶など地元の食材を使ったパンもあり、50〜60種類くらいは焼いています。

Q.南木曽町の魅力は何ですか

 やはり、大自然に囲まれているところです。周りの風景がとにかくきれいですね。南木曽町で気に入っているところは、蘭(あららぎ)キャンプ場!美しい森に囲まれていて、川もあるので子どもと散歩するのに最適です。

Q.移住を考えている方にメッセージを

 引っ越して来てちょうどパン屋をオープンした時に大雪が降って、その雪の多さにはびっくりしました。家のドアも開かなくなってしまって…。雪かきが大変でした〜。でも慣れてしまえば平気です。
 とにかく人が温かくて、お客さんたちもパンの販売先をどんどん口コミで広げてくれたんです。人に恵まれているところは暮らしやすいですよ。

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