木を使ってものづくりに憧れて

二宮 大輔さん

佐賀 → 上松町
職業 椿井木工舎 Zweiwoodwork

移住のきっかけはなんですか?

佐賀の有田焼がさかんなところに生まれ、小さいころからものづくりが身近にありました。自分でも木を使って何かを作りたいとずっと思っていたんです。上松町には日本でもトップレベルの技術専門校があったので、入学と同時に移住しました。

移住前はどんな生活をしていましたか?

高校のデザイン科を卒業後は愛知の自動車メーカーで11年ほどクレイモデラーとして働いていました。退職後、妻と一緒に世界35カ国を旅してまわり、帰国後は開業のための資金づくりに、再び愛知でモデラーとして働くことに…。モデラーの経験を生かしつつ、木工を生業(なりわい)にするのが昔からの夢だったんです。

現在の仕事内容を教えてください

卒業後に町内に工房を借りて『椿井木工舎』を開業しました。木のカトラリーや小物などを制作し、月に2回ほど県内外のクラフトフェアに出店しています。ベビースプーンとベビーフォークは上松町の「ウッドスタート*木工製品」のひとつにも選ばれていて、なかなか好評なんですよ。そのほか、オーダーメード家具も制作しています。

*ウッドスタート:上松町では、ひのきの里上松に生まれたお子さんに、地元で木工業を営む方が制作した木製の子ども用品をプレゼントしています。

木曽の魅力はなんですか?

自然が豊かで、人がとても優しいですね。もともと山登りが好きで、初めて登ったのが木曽駒ケ岳でした。以前は毎週のように長野へ山登りに来ていたので馴染みのある県でしたが、実際移住する際には不安もありました。でも近所の方が受け入れてくれて、都会にいたころとは考えられないほどの密な付き合いに、いろいろな面で助けられています。

休日の過ごし方について教えてください

工房兼自宅なので、ついつい仕事とプライベートの境がなくなりがちですが、なるべく妻の休みに合わせて休みを取って、メリハリをつけるように心がけています。年に2〜3回ほど山登りをする以外は、畑作業や草取り、家の整備など、普段は家のことで一日が終わってしまいますね。

上松町の伝統野菜「吉野蕪」(地域おこし協力隊として働く奥さんが特産品開発センターのお手伝いで収穫したそうです)

木曽駒ケ岳山頂にて。上松中学校の学校登山の日に合わせて登りました。

移住を検討中の方へメッセージをお願いします

自分自身、移住しようと思って引っ越してきた意識がないのであまりアドバイスもできないんですが、住んでみないとわからないことはたくさんあります。物価が安いイメージですが、暖房費などは都会よりもかかることもあります。良いところだけを求めるのではなく、良いところ、悪いところを含めて、仕事や暮らし方を考えてみてはどうでしょうか。

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