一期一会を楽しむ余裕が生まれた

平野佑典さん

愛知 → 木祖村
移住した年 2021年
職業 地域おこし協力隊

移住を決めたきっかけは

新婚旅行で妻の母の実家がある木曽谷を訪れ、やぶはら高原でのカヌーやキャンプ、星空観察などの体験に感動したのがキッカケです。自分でもこんなステキなアクティビティをたくさんの人に提供したいと思い、地域おこし協力隊として移住しました。

どんなお仕事を?

「らすかる」というニックネームで、木曽地域の大自然をフィールドに活動しています。モノづくりワークショップやコミュニティスクール講師、小中学校の課外授業カリキュラム作成など「子どもたちに原体験を届け続ける」をテーマに子ども向けの企画を考え、絵本作家の妻と一緒に取り組んでいます。最近では「人と人との間で伴走伴歩し続ける」も活動指針に加わり、村内外にかかわらず、地域住民として/行政職員として/移住者としてなど、様々な立場で「木曽地域に関わる人」へのサポートも行っております。

現在のお住まいは?

木曽郡六町村のいちばん北「木祖村」に住んでいます。木曽川の源流(スタート地点)に位置する村ということから流域交流が盛んで、長野県、愛知県、岐阜県、三重県と、木曽川が流れる地域に伺って活動することも多いです。移住元である名古屋には仕事や私用で頻繁に行き来をし、「木祖村」と「名古屋」の二拠点生活ともなっています。

移住して良かったことは?

山の木々の葉が見えるほどに自然が近く「季節の移ろいを肌身で感じられること」に魅力を感じています。季節の変わり目に木祖村と名古屋を行き来すると、標高差による植生、開花時期、紅葉シーズンの違いで、時間旅行のようなちょっと不思議な体験を味わえます。また「衣食住における選択肢が減ったこと」も良かったことだと考えています。おかげで限られた条件の中、その時に、その場で、その人と、ならではの一期一会を楽しむ余裕が生まれました。

休日の過ごし方は?

夫婦そろって「作ること」と「食べること」が好きなので、地域ならではの楽しみを見つけながらのんびり過ごしております。絵を描いたり、川沿いを散歩したり、雪遊びしたり、木を削ったり、山菜を揚げたり、味噌を作ったり、キャンプしたり、漬物を漬けたり、草木で染めたり、焙煎したりしています。気づいたら近所の子どもたちと走り回ってたりもします。

今後の目標ややってみたいこと

木曽川流域のすべての自治体でモノづくりワークショップを開催することを目標としています。地域にお住まいの方は是非お声がけください。また「民話として語り継がれる」ことに憧れています。活動テーマである「子どもたちに原体験を届け続ける」を通して、関わった子どもたちが歳をとり「そういえば昔、“らすかる”という人が居てね…」と、ときおり地域の話題となることも目指しています。都市伝説でも可。

移住検討中の方へのアドバイス

移住先が自分に合うかどうか、実際に暮らしてみないと分からないことも多いので、えいやと移り住むのではなく、検討地域を訪ねながら「まずは友だち見つけよ」くらいからスタートして、「合わなきゃ帰ろっかな」くらいの気持ちでチャレンジするのをオススメします。とりあえず、ぼくと友だちになるのはいかがでしょう?「平野らすかる」で検索してみてください。ご連絡おまちしております。

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