火山大国日本の隠れた巨大自然エネルギーが地熱です。日本マグマ発電株式会社は、活火山の御嶽山(標高3,067m)に抱かれた王滝村の豊かな地熱資源に着目。2016(平成28)年から地熱発電の開発を目標に、地下構造の調査などを進めています。(現在休業中)
> しごと > 日本マグマ発電株式会社
火山大国日本の隠れた巨大自然エネルギーが地熱です。日本マグマ発電株式会社は、活火山の御嶽山(標高3,067m)に抱かれた王滝村の豊かな地熱資源に着目。2016(平成28)年から地熱発電の開発を目標に、地下構造の調査などを進めています。(現在休業中)
取締役本部長 田中 稔章さん |
出身 | 大阪府 |
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在住 | 岐阜県中津川市 |
未来の子どもたちのために、そして未来の地球のために、すばらしいエネルギーである地熱の積極的な活用を図る仕事です。王滝村での地熱発電の開発を目指し、村の協力を得て名古屋大学との産学連携で取り組んでいます。現在、国内における出力最大の地熱発電所は大分県玖珠(くす)郡九重町にある九州電力八丁原(はっちょうばる)発電所です。御嶽山の裾野に広がる王滝村には、八丁原発電所の11万kWの出力と肩を並べる規模の地熱発電所が建設できる大きな可能性があります。
熱を活用する点では同様の火力発電と、電気を起こす方法を比べてみましょう。火力発電は石油などの化石燃料を燃やして発電します。この時に地球温暖化に影響を及ぼす二酸化炭素が発生します。一方で、地熱発電に化石燃料は不要。地下岩盤の地熱貯留層に閉じ込められ、マグマの熱で高温になっている地下水を井戸のような蒸気井(じょうきせい)というシステムでくみ上げて発電するため、クリーンなエネルギーとされています。また、天候や環境にも左右されず安定的に発電できる点も地熱発電の特徴です。
王滝村は山の中で、自然がいっぱい。言うまでもなく、美しい豊かな自然は大きな魅力です。そうした自然資源をもっと有効活用できるのでは、と感じています。地域の人たちが協力し合えば、より良いものが生まれてくるでしょう。その協力の輪に日本マグマ発電も加わりたいと思っています。
もちろん、王滝村への地熱発電所の建設です。発電がかなった暁にはまず、お世話になった王滝村の皆さんのために電力を供給する予定です。感謝の気持ちを込めた電力の地産地消で、地域に貢献したい。また、弊社と王滝村、名古屋大学大学院環境学研究科との協定(2019年)に基づいた農業や融雪、暖房への地熱利用の研究も、より良い成果を目指して取り組んでいきます。
入社2年 |
出身 王滝村 |
私は生まれ育った王滝村が大好きで、将来は村内で働きたいと考えていました。大学進学のため一度、村から離れましたが、就職先を村内で探していたところ、以前にアルバイトをしていた「おんたけ銀河村キャンプ場」の管理・運営をしていたのが日本マグマ発電だったことが縁で、大学卒業後に入社しました。
「おんたけ銀河村キャンプ場」でスタッフとして働きながら、日本マグマ発電の庶務などを担当しています。入社前、地熱発電などについての知識は少なく、現在、頑張って勉強しています。
人が優しいところです。特に、私はここで育ったこともあり、皆さんがすごく優しくしてくれているので、安心して暮らしています。
木曽暮らしの新しい仲間は大歓迎です。一緒に木曽を楽しみませんか?